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樹脂加工:樹脂加工をかけた生地や服

2018/05/13

 

樹脂加工とは?

 

樹脂加工とは、織物のしわ防止、縮み防止加工。染色堅牢度を強化する加工でもある。

布地に合成樹脂などをコーティングして表面を覆う加工。生地にかたさ、張り、コシ、厚みなどを与える。

単に「コーティング」とも、「レジン加工」とも呼んだりします。(レジン=樹脂)

コーティング剤の種類によってさまざまな効果が得られ、防水(「防水加工」についてはこちらを参照ください)などの便利機能を持たせたり、ファッション的に表面効果を得るために施されたりします。

「エナメル加工」、「ゴム引き加工」はコーティングの1種。

 

1920年代にイギリスで開発された方法で、日本では1950年代になって行われるようになった加工法です。

完全な防しわ性を持たせることも可能な加工です。

 

 

樹脂加工の目的

 

樹脂加工の目的は、シャツやブラウスやワンピースなどの服に、しわがなりにくくすること。

もともとしわになりにくい合成繊維に対しても、より完全な防しわ性を持たせられる他、防しわ性を発展させてウォッシュアンドウェア性(「洗ってもすぐ乾く」や「アイロンかけずに着られる」)を持たせられるようになりました。

樹脂を繊維の中に含ませた後、熱処理して繊維を改質する方法か、繊維の表面に樹脂を付着させて機能を与える方法とがあります。

それらは得られる効果ごとに、「パーマネントプレス加工」やそのまま「ウォッシュアンドウェア加工」と呼ばれたりします。

 

綿織物の場合では、樹脂加工すると防縮の効果もあるが、あまり薄くて弱い生地には強い樹脂加工はできない特徴も持っています。

 

 

 

まとめ

 

・樹脂加工とは、主に織物のしわ防止。

・樹脂加工の目的は、織物のしわ防止によって、服をしわになりにくくすること。

・コーティング剤の種類によってさまざまな効果が得られる。機能加工もおしゃれ加工も、その両方も可能。

 

防しわ性に代表される機能加工、「樹脂加工」のご紹介でした。

 

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