ダルマティカ
2020/05/11
ダルマティカ
ダルマティカ(dalmatic)とは、古代ローマ末期から中世ヨーロッパで着用されたチュニック型式の衣服。
クロアチアのダルマティア地方の民族衣装に由来する歴史服の1種。
袖幅や身幅が広いゆったりとした表衣で、クラビとよばれる条飾り(すじかざり)が袖口、肩、脇、裾などにつく。
初めは十字形の布に首を通す穴を開けた単純な衣服だったものが、次第に複雑で華美なものへと変化していった。
カトリック聖職者用の祭服でもあり、古代ローマから現在まで儀式などに着用されるもの。