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2019/06/11
絹(きぬ)=シルク。繊維の女王。
蚕(かいこ)の繭(まゆ)から得られる、しなやかで手触りが良く、優雅な光沢をもつ繊維。
蚕がサナギになるときの繭を作る糸のこと。
吸湿放散性、紫外線吸収放射性、生体順応性、保温性、保湿性、吸音性、吸気性、難燃性に優れた素材。
しかし、しわになりやすい、紫外線に当たると黄変し強度が低下する、経年によっても黄変する、日光でもろくなる、虫に弱い、摩擦に弱く毛羽立ちやすいなどの欠点も。
石鹸や合成洗剤による洗濯は不向きで手入れが必要となる。
絹の歴史は古く、絹織物の起源は中国で、紀元前2000年殷(いん)の時代にはすでに作られていたといわれる。
錦(にしき)と呼ばれ高価で貴重なものであった。
日本では、3世紀の邪馬台国(やまたいこく)の卑弥呼(ひみこ)により中国から伝わったと魏志倭人伝(ぎしわじんでん)に記されている。
今日においても織物の中で最も高級なものとされ、和服時、洋服地として貴重視されている。
服地としてクレープデシン、サテン、ブロケードなどが挙げられる。