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2019/06/03
ギャバジン(gabardine)とは、目の緻密で丈夫な綾織物(あやおりもの)。
通称ギャバとも。
綿ギャバもあるが、本来毛織物が主体でコートの素材として有名。
現在では一般名称となっているギャバジンだが、もとはイギリスのバーバリー(BARBERRY)社の商標である。
創始者トーマス・バーバリーが1888年に耐久性、防水性に優れた全天候型レインコート素材として考案し開発した綾織物。
気温の差により繊維が収縮し、夏は涼しく冬は暖かい特性をもつ。
ギャバジンと登録して以来、一般に広く使われるようになった織物である。
ギャバジンの特徴は、表面から見ると、左下から右上へ向かう経糸でできたあや目が、強く浮き出てみえほのかな光沢があること。
経(たて)糸の密度を緯(よこ)糸の密度よりも著しく多くしているため、あや目が45度以上の急斜面になっている。
なかには65度以上の急なものもある。
織目の密度が高いので防水性、耐久性、保温性に優れており、張りがあり適度に柔らかいのでジャケットやコートの素材として人気が高い。
その他、スポーツウェア、制服、スラックスなど、多くのものに使われている。