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2019/4/22
クリストバル・バレンシアガ(Cristobal Balenciaga) 1895-1972年。
フランスで活躍したスペイン生れのデザイナー。
デザイン、カット、仮縫、縫製、すべてができるクチュリエで、パリ、オートクチュールの黄金期を築いた巨匠の1人。
テーラードを得意とした。
ほとんど人前に顔をみせず、ファッション記者をよせつけず、宣伝もせず、流行にとらわれず、モードの卑俗化を好まず、コレクションすらも無視するかのような仕事ぶりにもかかわらず第一人者としての立場にあった。
つねに芸術的な作品を発表し続け、うわべの流行に支配されることなく、自分の信念を貫いた人物像は称賛の的である。
裁縫師として修業を積んだ後、1916年開店、スペインで高い評価を得て37年、パリにメゾン開設。
50-60年代、厳密なカットと縫製技術により、バルーンシルエットやチュニックドレスといった革新的なフォルムを次々と生み出してきた。
デイドレスのスーツも秀逸で、その後のスーツの原型となっている。
完璧な技術によって作られる服は、構築的で彫刻的であり、抽象的でもあり、一見してすぐにバレンシアガの作品とわかるほどのムードを持つ。
その作品の完璧で独創的な美しさは、現在のデザイナーにも多大な影響を与えている。