アトリエ

2019/4/20

アトリエ(atelier)とは、仕事場、画室、制作室、工房など、画家や彫刻家などの仕事場、オートクチュールにおける縫製作業を行う製作室をさす。

パリのオートクチュールにおいては、一般にデザイナーの下に、いくつかのアトリエが設けられていて、テーラードなものを扱うタイユール、絹物を縫うロブ、顧客の注文服を専門に扱う部門などに分けられている。

デザイナーには、モデリストやアシスタントデザイナーがつくこともあり、デッサンにまとめる役割をしたり、布地や付属品などを選択したりまとめたりしている。

1つのアトリエには、シェフ(プルミエ・ダトリエ)と呼ばれる長がいて、デザイナーのデザインをドレーピングする役目を受け持っている。

そしてシェフの下には、プルミエ・マンと呼ばれる技術担当者が数名おり、さらにドゥジエーム・マンと呼ばれるお針子で構成されている。

アトリエでの仕事はシェフの監督下のものと、最終的にはデザイナーの指導下で進められる。