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2019/4/18
仮縫とは、衣服を仕立てる一工程。
着る人にとってもっとも美しい状態の服をつくりだすための過程。
本縫いの前に体型に合わないところや、デザイン上の修正を行うこと。
仮縫の際には体型による見頃の補正(しわ、つれがないか)、基本線、わき縫、背縫、ウエストラインなどが正しい位置にあるか、布目が正しく通っているかや、襟の形、切替の位置、ポケットの大きさと位置、ボタンの位置と数、袖丈、カフス幅、上着丈、スカート丈など、美的、機能的、デザイン的なあらゆる角度から検討、修正が行われる。
パリのオートクチュールでは、普通4回の仮縫が行われるという。ドレスのシルエットを活かしつつ、からだにフィットさせることを検討し、体型上の欠点はどのような方法をもってでもカバーし美しいドレスを完成させる。
からだに良く合って着やすいことはもちろん、美的にデザイン的にも最上の服をつくるための過程である。
フランス語ではエセイヤージュ(essayage)、英語ではベースティング(basting)、フィッティング(fitting)やトライイング(trying)という。