ダーツ

2019/4/17

ダーツ(dart)とは、平面的な布を立体化する技法の1種。

からだの凹凸に合わせ丸みやふくらみを出す方法。

布の一部をつまんで縫い消した形が、矢の先に似ていることからそう呼ばれる。

パリのオートクチュールでは、ダーツをとらず立体差をいせや切替の技術で処理することもある。

小細工をせず、シンプルにシルエットのよさを強調する意図のあらわれで、つとめて表面に縫い目があらわれるのをさける傾向がある。

ダーツには実用的な目的以外に、装飾性を強調する場合と、ダーツがどこにあるかを明らかにせず、美しいシルエットをつくりあげようとする場合がある。

ショルダーダーツ、ウエストダーツ、サイドダーツ、ゴージダーツなど種類は多く、表現するデザインやシルエットにより、その形や場所が変化する。